2017年11月01日
【AH東浦和】10月のラウンド研修のテーマは 「介護過程と感染症予防の基礎知識」
2017年10月26日 介護付きホーム(介護付き有料老人ホーム)アズハイム東浦和にてラウンド研修が開催されました。今回の参加者は9名です。
介護過程は「観察に始まり観察に終わる課題解決技法」と言われるほど重要です。そして介護過程を構成する中で一番重要なのが「アセスメント」です。アセスメントとは情報の収集、その情報の解釈(情報に含まれるご入居者にとっての意味を考え、理解すること)・関連付け・統合化し、課題を明確にすることです。そして明確になった課題チーム内で共有します。間違った解釈をしてしまうと期待した効果が得られない可能性があることをしっかり学びます。
参加したスタッフの声
通常の業務に追われ、介護の基本的な視点をもったケアの実践が行えていなかったことに気づきました。もっとご入居者のことを知っていこうと思いました。他職種との連携はよりよいケアを提供していくためにもとても大切で、みんなが同じ目標に向かってケアをしていけるようにケアプランも確認しようと思いました。研修は周りの意見を聞けたり、日頃の業務を見直したりすることもできます。「気づき」があるほど、研修は身になります。
次に感染症予防の基礎知識を学びます。
感染経路、感染予防を重点に学びます。また介護付きホーム(介護付き有料老人ホーム)などの高齢者の住まいで特に起こりやすい感染症は「インフルエンザ」と「ノロウイルス」です。ノロウイルスは乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層で急性胃腸炎を起こすのがノロウイルスです。感染力が強いので、流行する11月から1.2月は特に気をつけないといけません。
ノロウイルスは乳幼児から高齢者まで幅広い年連想で急性胃腸炎を起こすのがノロウイルスです。感染力が強いので、流行する11月から1.2月は特に気をつけないといけません。また感染ルートも複数あり、一度感染した人でも繰り返し感染・発症することもあるので注意が必要です。主な症状をしっかり把握し、適正な判断をすることが大切です。ホームにはたくさんのご入居者・スタッフがいますので、感染をさせない、しないためには「標準予防策」を徹底することが重要です。
最も大切な視点:スタンダード・プリコーション
スタンダード・プリコーションとは、「全てのご入居者の血液、体液(汗を除く)、分泌物、排泄物、粘膜、損傷した皮膚には感染の可能性がある」とみなし、感染を要望するための予防策のことです。
感染をさせない、しないための具体策として援助毎の手洗い、ディスポ・マスク・予防衣の着用、使用したリネンの消毒、環境の整備が必要です。これらは介護職だけではなくご家族も含めてできるようにしていく意識が必要となります。
「感染症の基礎知識では、持ち込まない、持ち出さない、広げないためには、スタンダードプリコーションはとても大事だと思いました。スタンダードプリコーションを徹底していきます。」
回数を重ねるごとに積極性が増し、テキストを読んでくださったり、発表してくださったり、グループワークでも積極的に意見の交換が行えている様子が見られ、いろいろな方の意見も聞いたりしながら、私も含めどんどん成長をしていけたらと思います。夜勤明けや、お休み、業務が終わっての参加になってしまいますが、積極的に参加して下さって感謝しています。私ももっと成長して、皆さんの業務に役立つ研修を実施していきます(ケアアドバイザー:石川)