2017年08月13日
【AH町田】ICF の思考過程・自立に向けた食事・排泄の介護に関する研修を開催しました。
ホーム長の経験もあり、豊富な知識と経験と介護に対する思いが人一倍強い、本日の講師は下重
ホームで働くスタッフの介護の相談に乗ったり、介護の質を上げるため研修を実施したりしています。
「下重さんを見ると何だかホッとします」「この前教えて頂いたケアを実践してみました!」などスタッフは下重を頼りにしています。分かりやすい説明、ポイントは何度も大きな声で繰り返す、リアルな言葉で進める研修。
本日は介護付きホーム(介護付き有料老人ホーム)アズハイム町田で16:15~18:15@休憩室で行われました。参加者はケアスタッフ7名、サービススタッフ3名の計10名です。
今日の研修は大きく3つ
【ICF の思考過程】【自立に向けた食事の介護】【自立に向けた排泄の介護】まずはICFI(国際生活機能分類)の研修からスタートです。「活動」という言葉に着目し、「できる活動」「している活動」「する活動」を考えます。個人で考えたりグループで意見交換をしたりして進めます。
実際のご入居者を思い出しながら進めると答えが出やすいようです。H様ってお出掛けする時は自分で着替えようとするよね。これができる・している活動ってことだよね?などとグループで意見を交換したりして答えを導き出します。研修は聞くだけでは身に付きません。意見を出し合ったり考え方を共有しあったりすることもとても大切だと下重は言います。とにかく介護はチームワークだからね!と。
研修も中盤となり、白熱してきました!
【自立に向けた食事の介護】ではまず、おせんべいとクッキーを配りました。スタッフはそれぞれ好きなお菓子から食べ始めます。ここにもポイントが!「おせんべいをそのまま食べた人、割って食べた人、甘いクッキーから食べた人、それぞれの人がいるよね?」それが食べ物でしょっぱいのはおせんべい、甘いのがクッキーって分かり、自分が今欲しているものを自然に手にすることができるのが私たちです。ということから始まりました。「確かに!」と当たり前の動きに対してスタッフも気づきが生まれた瞬間です。
食事の意味、どんな時に食事をしたくなくなるか。など皆で考えてみます。「おいしく食べる」ために食事の時間は楽しいと思って頂けるために、何をしないといけないか。また、食べ物の摂食 (先行期 )~(準備期 )~(口腔期 )~(咽頭期 )~(食道期)に関しても図を見ながら学びます。”食事をすること”を改めて知ることが出来た。楽しく食事をして頂くために工夫をしていきたいと思った。と参加スタッフが語ってくれました。
最後に【自立に向けた排泄の介護】を学びます。
尿を蓄えれる量は加齢とともに減少すること、高齢者では300mlが限度となることなど具体的な数値を学びます。排尿トラブルが見られた場合の測定方法、診察のタイミングなど改めて認識することで、適切な医療および介護を行われるように支援をする視点を持つことの大切さを実感できる研修でした。
参加したスタッフは「ラウンド研修に参加するようになって、改めて自分の行っているケアに関して考えることが出来、明日から実践してみようと思えることが増えてきました」「具体的なことが聞けたり、考える時間があるのでためになっています」と研修で色々なものを得たようです。”分かりやすい言葉で伝えること・難しい言葉を使わないこと”を心掛けているという下重のラウンド研修は続きます。