2021年04月20日
【AH町田】のんびり鶴を折りながら100歳まで生きたい。折った鶴を役立てて欲しい。その思いが形になりました!
2021年3月5日に開催された第2回事例研究発表会で東京都町田市にある介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイム町田が見事に優勝しました。研究の目的は個別のご入居者の抱えている生活課題を解消・軽減する取り組みを発表し、スタッフのスキルアップ・サービス向上に繋げることです。今回、ご家族様にもご理解とご協力頂き、90代男性、K様の研究をさせて頂く事にしました。
K様が得意な折り鶴を通した交流が始まりました!
K様はお父様から折り鶴を学び、5歳の頃から鶴を折っていたとのことです。K様の折り鶴の作品はホームや居室はもちろん、広島平和記念資料館への寄贈も行ってきました。
特技の折り鶴作りを通して他のご入居者との交流を深めて頂くため、毎週水曜日10時~11時に「折り鶴教室」を開催。開催する毎に参加者と笑顔が増えました!
【ご入居者スタッフ全員が参加】壮大な「折り鶴アート」制作の開始です!
K様の夢を叶えるプロジェクトの実現がきっかけとなりたくさんの笑顔が生まれました!
Enjoy!折り鶴Life~自分らしくある為に~
折り鶴を作っていると夢中になってしまうK様は座っている時間が長くなることもしばしばで、ご家族様より「座っていることが多いので、少しでも歩いて足を動かして欲しい」というご要望を頂きました。
折り鶴作りの時間を何より楽しみにされているK様。居室担当スタッフはどうしたらK様が動いて下さるか考えました。「好きなことなら動いて下さるのではないか!」と仮説を立てました。好きな折り紙を一緒に買いに行くと思いお誘いしたところ、「ぜひ行きたいです!」とのお返事を頂きました。
折り紙を買いに行く日を楽しみにされていたK様。いざ、出発です。普段とは違う色や好みの折り紙を30分ほど吟味して購入されました。車中の会話から犬好きということを教えて頂いたので、近くのショッピングセンターに入っているペットショップにも立ち寄りました。K様は大好きな犬を見て、満面の笑みを見せて下さいました。
アズハイム町田の事例研究は代表者を中心に全スタッフが関わります。
体操にお誘いした際、K様に断られてしまった。どうしたら良いか多職種に相談。
K様のレベルにあった体操にしたら参加して頂けるのでは?とアドバイスをもらい実行。
毎週土曜日13:30~30分、仲の良いご入居者と一緒にK様のレベルに合った体操を行った。
第二回 事例研究発表会 第一位!!!
今回の事例研究を通して学んだこと
・チームケアの大切さ
・ご入居者との関わり合いの大切さ
そしてご入居者に楽しく過ごして頂くためにはどのようなアプローチをしたらよいかを考えるきっかけとなり、望む暮らしを実現できるように意識するようにした。
優勝賞金で記念に「優勝:アズハイム町田」を明記したマグカップを作成しました。これからも「夢を叶えるプロジェクト」でご入居者の夢を叶えていきたいます。チームワーク抜群なアズハイム町田のスタッフ一同、頑張っていきます。
ご協力頂いたK様と長男様も新たなアズハイム町田のシンボルとなった折り鶴アートの前で記念撮影★
この作品はアズハイム町田のご入居者やスタッフ全員が関わり完成した作品で、ご入居者のナラティブベースドケアが実現した瞬間でした。長男様もご本人のアズハイム町田での生活を大変喜んで頂く事ができました。
「お刺身、お寿司が食べたい。」「また好きな折り紙を買いに行きたい!」「次回制作予定のアズハイム町田のおみこしの制作に関わりたい!」と次々に意欲的なお言葉を頂くことができました。K様がアズハイム町田でさらに楽しく過ごせるようにスタッフ一同頑張ります。