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2020年08月11日

#研修

【認知症ケア委員会】アズハイムの介護サービス「5本の柱」でもある「認知症ケア」初めて、Zoomにて委員会を行いました。

2020年8月5日、介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイムを運営する株式会社アズパートナーズ本社(東京都千代田区)と各ホームをZoomでつなぎ、「認知症ケア委員会」を行いました。
「リモートでのミーティングは初めて」という認知症ケア委員会スタッフも多かったようですが、その分、それぞれが事前の準備をしっかりしてきたことで、とても有効な議論ができました。
アズハイムでは、ご入居者の約7割の方々に何らかの認知症の症状があるというデータが出ており、今後、認知症の症状を持つご入居者は更に増えることが見込まれます。認知症ケア委員会に求められる役割の大きさを改めて認識する機会となりました。

アズハイムの認知症ケアとは。

目標は、『 認知症ケアマニュアル 』 を徹底し、ご入居者ご本人の世界観に寄り添ったケアを提供することによってBPSD を軽減し、ご本人の望む暮らしを実現することです。認知症ケア委員会の定期的な活動を通して、ホーム全体の関心・スキルを向上させ、ケアリーダーによる定期的な状態評価をすることで活動の質・効果を高めます。

ご入居者ご本人の世界観に寄り添ったケアを提供する。

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山本取締役よりオープニングスピーチを頂き、認知症ケア委員会の重要性をお話頂きました。
◆認知症ケアについてスタッフ自ら主体的に学び、実践する機会を創出する。
◆認知症ケアにおいて不可欠である、ご入居者ご本人の世界観を想像・受容する感性を育む。

そのために、各ホームにいる認知症ケア委員が日々活動を行なっています。
例えば、各ホームごとに個別ケースワークを行なったり、4大認知症に関する勉強会やその成果を共有したり、「認知症ケアマニュアル」の発信などを行なっています。

本日の委員会は、主に以下の内容で進めました。

◆認知症ケア委員会として行うべきことの確認
◆各ホームで上記をどのように、どのくらい行えているかの確認
◆効果的な活動の共有

参加者の声

他委員会と協力して、ランタン作成やアロマで足湯など、少しでも手を動かせるような工夫をしている、という共有が素晴らしかったと思います。自ホームはケースワークに力を入れていますが、認知症というくくりの中でも、できることの多さに驚きました。本日の委員会を通して、認知症に対するアプローチの奥深さ・多彩さに改めて気づかされました。
★各ホームごとに、週に一度認知症の方のケアに重きをおいたレクリエーションを行なっていたり、居室変更をすることにより状況を改善した、という話を聞くことができました。スタンスとして「できない」ではなく、「どうしたらできるか」を常に考えることが大切なことだと感じました。認知症ケア委員だけでなく、周りのスタッフも巻き込んで、継続して取り組むこと、諦めない姿勢も重要だと思いました。
★「ご入居者間での共有」や「他職種連携」など、今以上に行える認知症ケアを明確にできたのでよかったと思います。委員会として主にどんな活動を行えばいいのか、また、ご入居者やスタッフの負担を減らしながらもご入居者が望む暮らしを実現するには、ということを学ぶことができました。
★認知症ケア委員会として、マニュアルに基づいたケアを発信することにより、意欲低下や無関心といったBPSD(認知症の行動や心理症状)の縮小に繋がるということを学びました。

研修担当者の声

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「ケースワーク」は認知症ケア委員会の重要な活動の一つです。BPSDが重度に出現しているご入居者だけでなく、徐々に症状が進行していくことを踏まえて、予防的な視点の関わりを重視してケースワークをしているホームもありました。また、BPSDが出現した時にご本人が落ち着かれるまで徹底的に関わり抜くことができる仕組みを作っているホームもありました。お互いにホーム毎の良い取り組みを知ったことで、「自分のホームにも取り入れたい。もっと検討したい。」と、翌日以降にさっそくホーム内で発信したり、臨時の委員会を開催したホームもあるようです。

更に今回は、ご入居者に出やすい症状の一つである「無関心」という症状に焦点を当てて話し合いました。「無関心」という状態は、「暴力」や「多動」と違い、実はホームでは見逃されやすい症状です。しかし、ご本人の生活の質を下げる要因になることは間違いありません。なぜ意欲や関心が薄れてしまうのか、どう働きかければ物事に関心を持っていただけるかを考えると同時に、実はご本人が出している意欲や関心のサインを、私たちが汲み取れていない部分もあるのかもしれないという事を学びました。委員会終了後、すぐにホーム内で共有して下さった委員の方がいらっしゃったと耳にし、委員会を通してアウトプットすること、一緒に考えることの重要性を改めて知ることができました。

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