2017年10月23日
【AH川崎中央】10月のラウンド研修 テーマは「介護過程の基礎知識」「感染症予防の基礎知識」
2017/10/19(木)川崎市高津区にある介護付きホーム(介護付き有料老人ホーム)アズハイム川崎中央の1Fでラウンド研修が行われました。本日の参加は10名です。まずは介護過程の基礎知識を高めるため、介護過程を理解します。理解したら目的を確認します。目的はもちろんご入居者の「よりよい生活」「よりよい人生」の実現・継続を支援することです。スタッフは実際のご入居者を想像しながら研修を受けます。
介護過程は「観察に始まり観察に終わる課題解決技法」と言われるほど重要です。
そして支援をしていく中で他職種協働・連携の大切さを学びました。(介護はチームワーク)それぞれが持つ専門性や役割がどのようなものかグループで話し合い整理をします。そして介護過程を構成する中で一番重要なのが「アセスメント」です。アセスメントとは情報の収集、その情報の解釈(情報に含まれるご入居者にとっての意味を考え、理解すること)・関連付け・統合化し、課題を明確にすることです。そして明確になった課題チーム内で共有します。間違った解釈をしてしまうと期待した効果が得られない可能性があることをしっかり学びます。
次に感染症予防の基礎知識を学びます。
感染経路、感染予防を重点に学びます。また介護付きホーム(介護付き有料老人ホーム)などの高齢者施設で特に起こりやすい感染症は「インフルエンザ」と「ノロウイルス」です。インフルエンザは飛沫感染で起こります。かぜと比較して考えてみます。インフルエンザの症状は高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、せき、のどの痛み、鼻水などです。かぜにはこのような「痛み」の症状はないようです。また急激に発症するのも特徴です。かぜは比較的ゆっくりと発症します。このように似ている症状もありますが、発症が急激なのが特徴であるということを学びました。
最も大切な視点:スタンダード・プリコーション
スタンダード・プリコーションとは、「全てのご入居者の血液、体液(汗を除く)、分泌物、排泄物、粘膜、損傷した皮膚には感染の可能性がある」とみなし、感染を要望するための予防策のことです。
感染をさせない、しないための具体策として援助毎の手洗い、ディスポ・マスク・予防衣の着用、使用したリネンの消毒、環境の整備が必要です。これらは介護職だけではなくご家族も含めてできるようにしていく意識が必要となります。
「今日の研修はどうでしたか?」
全体的に難しい内容でしたが、介護過程の基礎知識全てにおいて、ケアスタッフだけではなく、サービススタッフにも求められている事を認識した。ご入居者の個人情報を知る事、ケアプランをきちんと見てサービスを行うという事が大事であると認識することができました。又、感染症の基礎知識では「持ち込まない、持ち出さない、拡げない」事が大事だという事を改めて認識しました。