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アズハイム大泉学園

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アズハイム大泉学園

2018年11月28日

#研修

【AH大泉学園】ラウンド研修レベル1を行いました。「感染症予防」「生活支援技術:口腔、入浴」について学びました。

2018年11月15日、東京都練馬区にある介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイム大泉学園では、ラウンド研修レベル1が行われました。今回の内容は「感染症予防」「生活支援技術:口腔、入浴」です。参加者は3名でした。皆、資料に向かって真剣に書き物をしています。どのような内容の研修が行われていたのか、少し内容をのぞいてみましょう。

感染症予防の3大原則を知る。

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「感染症予防の3大原則」
■感染源の除去
■感染経路の遮断
■感受性のある方の抵抗力増強
感染源となる可能性が高い物には直接触れないようにし、除去・洗浄を徹底します。感染経路は主に、「空気感染・飛沫感染・接触感染」の3つです。感染経路を遮断するためには、マスクの使用や手洗いの徹底が重要です。また、感染症を発症するかどうかは生体が持っている抵抗力により異なります。抵抗力を強化する取り組みが、感染症予防に繋がります。

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ご入居者の健康・安全に直接影響を与える感染症を予防することは、ホームを運営していく上でとても重要なリスクマネジメントの一つです。また、そこで働くスタッフにとっても、安全な職場環境を維持していくために感染症の症状を理解し、予防対策の知識を身に付け実践することが自分自身を守ることにもつながります。
感染症が広まりやすいこれからの時期は特に、スタッフ一人ひとりが正しい知識を身につけ、感染を防ぐことがとても重要です。

「スタンダード・ プリコーション」を学ぶ。

感染対策の1つに標準予防策(スタンダード・ プリコーション)があります。スタンダード・プリコーションとは、『「すべての患者の血液、体液 (汗を除く)、分泌物、排泄物、粘膜、損傷した皮膚には感染の可能性がある」とみなし、患者や医療従事者による感染を予防するための予防策(標準予防策)』のことです。 感染症の有無を問わず、すべてのご入居者を対象に実施します。具体例として、援助毎の手洗い、ディスポ・マスク・予防衣の着用、使用したリネンの消毒、環境の整備等が挙げられます。

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口腔ケアについて学ぶ。

口腔ケアには、以下の2つの意義があります。
1.口腔清掃や義歯清掃を行い、口腔内の衛生の維持・向上を図る
2.機能訓練や治療により口腔機能の維持・向上を図る

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適切な口腔ケアは、全身の健康状態を維持し生活の質の向上や生きる意欲の向上にも大きく影響していくといえます。例えば、気が付かないうちに唾液や胃液が肺に入ってしまう事で生じる 『不顕性誤嚥』というものがあります。表に症状が出にくいのですが、万が一誤嚥した場合でも、口腔内の細菌が少なければ『不顕性誤嚥』から起こる肺炎を予防することができます。 また、インフルエンザから細菌性の肺炎になる場合もありますが、肺炎に移行させないためにも、口腔ケアで細菌を増やさないことが重要です。

入浴の意義や作用、リスクを学ぶ。

入浴の意義、作用やリスクを十分に理解し「ゆったりとした入浴時間を援助する」ことを目指します。寒くなると入浴を嫌がるご入居者も増えますが、入浴の作用を学ぶことで、入浴を嫌がられる方へのお声掛けの工夫にも繋がりますね。

身体が温まる・疲れが取れるなど身体に良い効果を感じやすい入浴ですが、事故や体調の急変をはじめとするリスク(転倒リスクや感覚障害)の多い場面でもあることを再確認できました。

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参加したスタッフの声

■スタンダードプリコーションの重要性と根拠を結び付けることが出来た。
■飛沫感染と接触感染の意味や特徴、予防策を知ることができました。
■ウィルスがどのように感染するか理解できました。
■今の時期、インフルエンザやノロウィルスを理解していたつもりではあるが、注意点を再確認できました。
■口腔ケアが不十分であると、肺炎のリスクが高くなること、対人関係にも影響することを理解できました。
■口腔ケアは対人コミュニケーションにおいても重要な役割であることに気が付けた。
■入浴の効果や意味を再認識できました。また、入浴の危険性を感じたので、気を付けながら、個別性を大切にしていきたいです。
■入浴による人体への作用はよい点もあれば、負荷がかかることを知れたので、体調の変化に注意を払いたいです。
■入浴時、口腔ケアの羞恥心と自尊心の配慮の必要性を改めて知れました。

担当者の声

高齢者、ご入居者の病気の特徴として、症状が出にくく発症が遅れること、症状の程度と重篤度は必ずしも一致しないこと、同じ疾患でも人によって発現する症状が異なる場合があることが挙げられます。さらに、介護を要する高齢者、ご入居者は体力や免疫力が低下しているため、感染症にかかりやすい状態です。スタンダードプリコーションの徹底と日々の状態との差異はないのか?あった際には医療職へ繋げるという細心の注意を払って感染予防に努めることが必要です。誰かに聞けば良いというわけではなく、ホームの全員が把握して、適切な対応をして頂きたいです。
口腔ケアは全身疾患予防になりますので、とても大切なケアです。寿命が延びている中、口腔内が健康でないと多くの方が楽しみや生きがいと捉えている「食事」を楽しめません。歯の健康だけでなく、歯茎の健康も求められます。
入浴は、リラックス効果、清潔保持、身体を温める等のプラスの効果がある反面、急な体調不良や事故が起きやすい場面でもあります。また、人目に触れる環境であることを当たり前と思わずに、羞恥心や自尊心に配慮したケアを行ってほしいです。

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